高級な伝統美術品のペルシャ絨毯を守るために

高級な伝統美術品のペルシャ絨毯を守るために

ペルシャ絨毯は、そのモノ自体に全く触れたことのない人でも名前は聞いたことがあり、漠然と、高級品のイメージを持っている人が多いのではないでしょうか。
なぜ高級品かというと、2500年前から伝わる美術工芸品であり、その製作はすべて手作業、職人技によって守られているからです。
地域や家系によって決まった文様があり、それが美しいデザインとなり織り込まれていきます。
下書きなどはなく、伝統として受け継がれた方法、手法によって紡いでいきますが、非常に時間がかかるため、輸出量には限りがあります。
羊毛から丁寧に織られた絨毯は肌触りもよく、品質もかなり高いですが、多く流通するものではないためその価値は高くなりなかなか手に入らない高級品として人々に知られています。
こんなに素晴らしい伝統美術品を守るためには、現地でペルシャ絨毯を織る人々の生活と安全が保たれる必要があります。
現地の人が安心して時間をかけて、心のこもった絨毯を織ることができるような豊かな暮らしができることを切に願います。

ペルシャ絨毯の本物と偽物

ペルシャ絨毯は高級品であり、一般人にはなかなか手の届かないイメージがあります。
それはもちろんそれだけ価値が高く、品質もデザインも素晴らしい伝統美術品であるからです。
しかし最近では本物ではなくてもそれに近い「本物っぽいもの」で満足する消費者も多く存在し、あえて偽物を購入する人もいます。
本物に比べデザインは似ているけれど異なりますし、品質も劣りますが、価格が安く簡単に手に入ることから、あえて偽物を選ぶ人もいます。
一般人には見分けがつかないためか、偽物が出回ってしまうそうです。
偽物が出回ると、現地でペルシャ絨毯を生産、流通を手掛ける人々の生活に支障が生じてしまいます。
一枚のペルシャ絨毯の裏には、心をこめて、時間をかけて一つ一つ手作りで織る人や、家族を養うために丹念に糸を紡いでいる人がいるということを忘れずに、自分一人の経済状況や身勝手な消費者心理によって偽物に手を出すことがないように気を付けることが大切です。

本物を見極めるためにはペルシャ絨毯を見て触って感じる

ペルシャ絨毯は何千年も前から存在する守るべき歴史の芸術品でもあり、私たちの日常の中で色濃く活用される生活必需品でもあり、人々の感性に迫る美しい美術品でもあり、見て、触れたり、感じることのできる数少ない古く昔から伝わる伝統の品といえるでしょう。
ペルシャ絨毯は羊毛の種類からこだわっていて、肌触りがよく、季節も選びません。
朝夕の寒暖の差が激しい場所で使用されていた背景があり、保温性にも断熱性にも優れています。
また、下書きなどしない職人の手によって確かに紡がれていくデザインには手作りならではの味があり、洋室にも和室にも違和感なく溶け込む独特な風合いをもっています。
ペルシャ絨毯の専門店
色も自然の染料を使用して出しているため、自然によく溶け込み、自然と共存する人間の本来の姿を引き出す優しい力をもっています。
最近ではイラン周辺で生産されている本物のペルシャ絨毯に対し、中国で安価で生産されている偽物のペルシャ絨毯が出回り、注意が必要なのだそうです。